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翌朝目が覚めると、雪は小雨に変わっている。風は相変わらず強い。氷河に着陸する遊覧飛行に乗ることを楽しみにしていたが、当然すべてキャンセルである。
とにかく少しでも見物しようと、ハイキング・コースを幾つか歩くことにする。
途中で買ったセーターを着て、コートを羽織り、さらにその上にベストを着る。頭には、キャップの上に防寒帽といういでたちである。
まず、フッカー渓谷へ向かうコースを歩く。悪天候のため、殆ど人影がない。
一旦ビレッジに戻り、今度はケア・ポイントを目指して歩く。ケア・ポイントは、マウント・クックを眺望する最適の見晴台があるという場所である。
とにかく風が強い。谷間の道を登るときは、向かい風を押し分けながら一歩一歩進むという感じである。身体も凍えきってしまう。
漸くケア・ポイントに着いて、案内板の示すマウント・クックの方角を眺めたが、目の前にある崖が見えるだけ。その先は靄っていて何も見えない。というわけで、遂にマウント・クックの姿は見ずじまいで終わる。残念至極であった。
食事は、ホテルのレストラン。昨晩は一品料理で済ませたが、今晩はバイキング。
羊や鹿の肉、ローストビーフ、ムール貝のクリーム煮、鮭の尻尾の燻製など豊富な種類の料理に、サラダやケーキ、アイスクリームのデザートが食べ放題。どの品も美味しく、腹一杯食べて値段は一人2000円にもならなかった。
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